ガバメントクラウド移行支援サービス

全国の自治体では2025年度末までに自治体システムの標準化およびガバメントクラウド移行が進んでいます。しかし、多くの自治体やASP（アプリケーションサービスプロバイダー）では、マルチベンダーによる対応になることが多く、自治体業務システム間のデータ連携やクラウド環境の運用管理において、課題に直面している状況です。

シーイーシーでは、これまでの官公庁や他クラウド構築・運用実績のノウハウを集約して、マルチベンダー環境における自治体システムの標準化およびガバメントクラウド移行に特化した支援サービスを提供しています。

自治体様

• ASPベンダーや既存ベンダーにCSP知見や対応リソースがなく委託先がない 
• LGWAN利用時にネットワークアカウントの委託先がない
• マルチクラウドおよびマルチベンダー環境による各業務システムのデータ仕様の差異が発生する

ASP（アプリケーションサービスプロバイダー）様

• マルチクラウド環境において、AWSは扱っているが、Azureなど他クラウドの知見がない
• マルチクラウド環境での運用管理補助者を担ってくれる事象者が見つからない
• 運用時の障害対応の影響範囲が広いため、ASP事業者の負担が大きい

シーイーシーのガバメントクラウド移行支援サービスは、自治体業務システム間のデータ連携を円滑にする共通基盤、ガバメントクラウド移行時のネットワーク設計・構築から運用管理業務に加えて、ガバメントクラウド環境での認証印刷や庁内システムのマイグレーションなどをトータルで支援します。

データ連携共通基盤

運用管理補助者・ネットワーク構築運用補助者

認証印刷

マイグレーション

自治体システム標準化の対象となる20業務の移行タイミングは自治体によってさまざまです。これまでの従来型の自治体システムはベンダーごとにサイロ化されて、システムを連携させるにはシステム同士を直接接続させるケースが多くありました。自治体システムが複数に絡み合った状態のままで、移行や改修をしようとすると、多くの手間と費用がかかります。データ連携共通基盤を導入してマルチベンダーによるデータ仕様の差異を吸収することで自治体システムの段階的な移行や移行後の運用コストを大幅に削減させることができます。

シンプルな連携に

• 複雑な連携仕様を共通基盤をハブとしたシンプルな形にして、手作業による負荷や運用コストを抑制標準準拠システム－独自施策などシステム間の連携支援により移行過渡期に対応。

 段階的移行を支援

• 設定変更で個別のシステム入れ替えに対応可能。現行業務への影響を最小限に抑制。

マルチベンダー対応

• 各業務システムごとのデータ仕様の差異を共通基盤が吸収。個別改修コストを削減。

移行過渡期に対応

• 標準準拠システム－独自施策などシステム間の連携支援により移行過渡期に対応。
   

 統合DB機能

• 統合DBの活用により、標準化未対応システムの代わりに共通基盤がデータを連携。

ハイブリッド環境に対応

• オンプレミス、クラウド、共存、マルチクラウド環境に柔軟に対応し、安全、安心なデータ連携を実現。

ガバメントクラウドの運用管理補助者はリモート運用の形態で全国の自治体へサービス提供が可能です。各自治体のクラウド環境に合わせて、クラウドシステムの監視やセキュリティ管理、運用手順の作成や活動の報告、トラブルシューティングなどを対応します。また、対応CSP（Cloud Service Provider）は、Amazon Web Services（AWS）、Microsoft Azureなどに対応可能です。

 ガバメントクラウド運用管理補助者など運用・管理支援を提供

• ガバメントクラウド運用管理補助者（リモート運用）
  - 対応CSP：Amazon Web Services、Microsoft Azureなど
  ※ Oracle Cloud Infrastructureは今後対応予定
• SOCなど、セキュリティサービス
• 共通基盤運用

ネットワーク構築運用補助者などネットワーク構築・運用支援を提供

• クラウド環境の構築
• ダイレクトコネクトやトランジットゲートウェイの設計・構築
• ネットワーク構築運用補助業務

標準仕様書に対応した認証印刷システムを提供します。標準仕様書にはガバメントクラウドから印刷する際は、ログを収集することが記載されています。シーイーシーの認証印刷システム（SmartSESAME SecurePrint！）は、印刷物の取り違いや情報漏えい・誤印刷の防止を実現、さらにはガバメントクラウドの印刷ログの収集管理の他にクライアント端末からの出力ログの管理や、印刷イメージの記録、一度印刷したものの再印刷などを行うことができます。

標準仕様書に対応した認証印刷システム

• ガバメントクラウドの印刷ログの収集管理
• クライアント端末からの出力ログの管理
• 印刷イメージの記録
• 印刷物の取り違いや、情報漏えい・誤印刷の防止

庁内で稼働しているメインフレームやUNIXサーバーはベンダーの保守期間が終了するまでに、システム移行に着手することが必要です。シーイーシーでは、自治体DXを推進するICT資産を再生させるマイグレーションサービスを提供しています。

富士通製メインフレームのマイグレーション

• COBOLなどのプログラムのソースコードやJCLには極力手を加えず、オープンシステム上で稼働させるリホストの手法を用いて移行を実現

UNIX（Solaris）サーバーのマイグレーション

• ハード（CPU）やOSなどの差異からリプラットフォームやリファクタリングによる移行

AWS、Azureの構築だけではなく、拠点からクラウド接続まで豊富な実績があります。
AWS、Azureなどのマルチクラウド構成においても、拠点からガバメントクラウド運用管理領域までの設計・構築をトータルで支援します。

官公庁を中心に約50年の運用実績で培った経験をもとに、オンプレミスからクラウドまでさまざまな環境の運用設計を行ってきました。
クラウドシフトに実績のある当社標準の運用設計にて、ガバメントクラウドの導入を支援します。

全国の官公庁のお客様などから、日次450万を超えるイベントを受信しているCEC SOCが、ガバメントクラウドのセキュリティリスクを見守ります。
インフラ設定監査などのサイバーハイジーンサービスと併せて、堅牢なセキュリティ確保を支援します。